はじめに
2015年2月の始め、突然救急車に運ばれ入院しました。
急性散在性脳脊髄炎という珍しい病気で、入院中ネットで調べてもこの病気の闘病記録を記述している人は殆ど見つかりませんでした。
ただ一件見つけた、本当に記録だけのブログには精神的にお世話になりました。
だからというか、自分も記録を残しておこうと入院中は思っていました。
思っていたのですが、入院中にそんな元気はなく。
退院してからも元気なく。
元気出てきたら色々遊び始め。
まっ別にいいかと思い始めた頃。
高熱にうなされつつ入院中の事をやたらと思いだしたので、記録ではなく記憶として記述することにしました。
最初の病院
まず、最初に救急車で運ばれたのは私が体調が悪い時に通院していた近くの少し大きめの病院でした。 私は救急車に乗せられた所とこの病院に運ばれたところまでした記憶が残っていないため、この病院での語ることは有りません。
この病院では原因が究明出来ず。糖尿とだけ診察されていました。血糖値が高く計測できなかったとかなんとか…
結局、自分の主治医がいる病院に転院されました。
この病気は珍しくて、病気そのものを知らない先生も多いそうです。
次の病院
次といってもこの病院が最後なのですが…
自分の記憶はこの病院に転院されてから数日たった頃からです。
記憶自体はまだボンヤリしており、親や会社の人が沢山お見舞いに来てくれていたことを覚えています。
お見舞いに来てくれていた日の事は殆ど覚えていないのですが、その日当たりから頭がはっきりして来ました。
この意識がはっきりしてきたこの一週間が入院期間で一番つらい期間でした。
とにかく頭の奥のほうがジワジワ絞められているような微妙な苦しさで、少し動くだけで目が回り気持ちが悪くなるという状態。
転院時、自分は高血糖症(要は糖尿病)による意識障害という事になっていましたが、糖尿病にしては症状が急激すぎるため、再検査を行うと言われました。
この再検査が辛かった。
検査自体は殆ど寝てるだけなのですが、検査には移動が伴います。
移動のたびにベッドから身を起こし、車いすに乗り、検査室に移動され、検査台に移動し、終わったらまた戻る。
その一つ一つの動作で前述した症状が起こるので本当に辛かったです。
後半、一つ一つの動作に少し間を置けば症状が楽になることが判ってからは少しマシになりましたが…でも辛かったです。
また、この病院の看護師さんはキツイというかキビシイです。 こちらが楽になるのあんまり待ってくれません。 この辺は病棟の性格がある様で面白いのでそのうち書きます。
今回はとりあえずここまで。